以下のプログラムをもとに、レベル(1~3)毎の「研修会」を行います。
また組織・団体への導入にあたっては現場のニーズに合わせた「出前講座」も行います。
≪ピアメディエーション訓練プログラム≫
1 メディエーション・ルールの説明
2 対人トラブルの発生とその特色
3 解決方法の発見
4 怒りや悲しみなどの感情への対処
5 コミュニケーション技術への訓練「言い換え」「要約」などの技法
6 他者の視点を理解する訓練
7 メディエーション・プロセスの理解と実演
8 話を伝える技術・自分の視点や気持ちの表明
9 ブレーンストーミングの方法
10 問題の解決と解決にいたる同意の形成
11 守秘義務について
12 メディエーション・プロセスの訓練
ピアメディエーション学会では、ピアメディエーションの普及・発展をうながし、活用や指導を確かなものとするために、資格認定制度を設けています。認定資格は次の3種類があります。
【認定資格】
○ピアメディエーター(学会から資格認定された者)
○ピアメディエーション・トレーナー(ピアメディエーターを養成する指導者)
○ ピアメディエーション・コーディネーター(ピアメディエーション活動を推進する指導者)
「ピアメディエーター」について
本学会のピアメディエーション・コーディネーターやピアメディエーション・トレーナーから指導を受けた上で、実際のピアメディエーション活動を行っている者で、本学会の会員ではなくても「ピアメディエーター」として認定します。認定の条件は下のとおりです。
① ピアメディエーターの精神を持ち、基本的な知識と技能を有すること。
② ピアメディエーター資格認定講座(12時間)を受講者、もしくはそれに値するピアメディエーションへの理解を有する者。
③ 課題レポートを提出すること。
認定は随時行います。興味のある方は、本学会の会員であるピアメディエーションの指導者にご相談下さい。
「ピアメディエーション・トレーナー」について
ピアメディエーション・トレーナーは、ピアメディエーターの養成を行うのに必要な知識と技能のある方への認定資格です。ピアメディエーション活動に意欲を持ち、計画性を持って導入に取り組もうとする方を認定します。認定の基礎条件は下のとおりです。
① ピアメディエーター認定者であること。
② ピアメディエーター学会に所属していること。
③ ピアメディエータートレーナーとしての研修講座(7時間)を受講、もしくは学会が主催する研究会に参加(7時間以上)していること。
④ 研修補助やピアメディエーションの実践を行っていること。
⑤ 毎年指定の更新講習を履修すること。
ピアメディエーション・トレーナーの資格認定を希望する方は、申請書に必要事項を記入の上、所定の書類を提出しって下さい。認定者には認定証を交付し、本学会会員に氏名を公示いたします。なお、ピアメディエーション・トレーナー資格の有効期間は1年間です。更新する場合には、研修・実践等の実績が必要になります。
「ピアメディエーション・コーディネーター」について
ピアメディエーション・コーディネーターは、ピアメディエーションを組織的に展開できる資質・能力を持ち、ピアメディエーション・トレーナーの養成が行える方への認定資格です。認定の基礎条件は下のような内容です。
①ピアメディエーション学会に3年以上所属していること。
②ピアメディエーター資格を取得してから3年以上経過していること。
③研修会等でピアメディエーションに関する指導経験を有すること。
④ピアメディエーションに関する実践発表を2回以上していること。
⑤ピアメディエーションに関する研究論文を発表していること。
ピアメディエーション・コーディネーターの資格認定を希望する方は、資格認定委員会事務局までお問い合わせ下さい。審査は書類審査と面接審査です。認定された方は、登録料(¥5,000)をお納め下さい。認定者には認定証を交付し、本学会会員に氏名を公示するとともに本HPにて氏名を公開いたします。なお、ピアメディエーション・コーディネーター資格の有効期間は3年間です。更新する場合には、研修・実践等の実績が必要になります。
もめごとを避けてばかりいないで!トラブル解決のスキルトレーニングを!
【プログラム内容】
対人トラブルの発生とその原因、メディエーション技法の訓練(対立の激化と内在化、怒り・感情の扱い方、I-Message Training、Active Listening Training、見方や視点の違いについての理解、Win-Win型解決)、メディエーションのプロセス、 メディエーターの役割、 事案の整理の方法、メディエーション解決の実際、和解・個人の尊重・多様性と価値・倫理的課題、調停の整理と結果 等など
日時:令和2年12月26日(土)~27日(日)
全日程 10時00分〜17時00分
(昼休み休憩1時間を挟む1日5時間×2日間、「資格認定」にはのち5時間の講座受講が必要です)
場所:オンラインで実施(Zoom)
講師:益子洋人氏(北海道教育大学准教授)
費用:¥40,000(税抜価格) 定員:20名